Chatworkは、社内外の直接連絡をシンプルにまとめるビジネスチャット
Chatworkは、グループチャットとダイレクトチャットを中心に、ファイル共有、軽いタスク、音声・ビデオ通話をまとめる国内ビジネスチャットです。多数のチャンネルやアプリ連携を仕事の中心へ広げる方向よりも、日常の社内外連絡を分かりやすく置き換えることに向いています。
取引先も含めてメール・電話の往復を減らしたい場合に候補になりやすいサービスです。Google WorkspaceやMicrosoft 365をメール・文書・予定の基盤として残し、連絡だけChatworkへ寄せる使い方もできます。
Freeは試せるが、社外コンタクトと履歴に明確な上限がある
小さなチームで使い方を試す入口としては十分ですが、取引先が増える、過去の会話を業務記録として参照する、複数人で通話する、といった使い方では有料プランとの差が早く出ます。
無料プランを長期運用する場合は、「無料で使えるか」より、一定期間を超えた会話を見返す必要がないかを先に確認します。現在の上限は下記のsnapshotで確認できます。
2026年8月から、有料プラン名はStandard/Professionalへ移行中
Chatworkは2026年8月から、新規申込の有料プラン名を変更しました。名称だけの変更で、料金・機能・契約条件は変わりません。
既存の有料契約は順次新名称へ移行される予定です。移行期間中の公式ヘルプや請求画面では、旧名称と新名称が併記される可能性があります。現行の名称は下記の確認事項またはsnapshotで確認してください。
Standard・Professionalは、履歴・社外連絡・統制の深さで分かれる
中位プランでは、無料プランで問題になりやすい閲覧期間や社外コンタクト数の制限を外し、日常の業務連絡をChatworkへ寄せられるようになります。ユーザー管理や予約送信なども利用できます。
上位プランでは、中位プランの機能に加え、IPアドレス・モバイル端末の制限、SAML SSO、社外ユーザーとのやり取り制限など、組織側の統制機能が加わります。外部連絡と情報統制を両立させたい段階のプランとして考えます。現在のプラン名称・料金・機能は下記で確認できます。
現行プラン情報 (2026-08-18 確認)
現行プラン情報
| 項目 | フリー | Standard | Professional |
|---|---|---|---|
| 料金 | 0円(無料) | 700円 / ユーザー / 月(年間契約、税抜)。月間契約840円 | 1,200円 / ユーザー / 月(年間契約、税抜)。月間契約1,440円 |
| ユーザー数 | 最大100ユーザー | — | 最低5ユーザー |
| ストレージ | 10GB / 組織 | 10GB / ユーザー | 10GB / ユーザー |
| 主な機能・制限 | 組織外コンタクト20人/ユーザー、閲覧可能メッセージは直近40日、1対1通話、管理機能に制限あり | メッセージ/コンタクト無制限、最大14人通話、予約送信、ユーザー管理。AI要約/下書き等は順次提供 | Standard+社外ユーザー制限、IP/端末制限、SAML SSO、チャットログexport、SLA等 |
料金・容量・上限は変更されることがあります。最新の条件は公式情報でご確認ください。
Professionalでは、チャットログをHTML/CSVで持ち出せる
上位プランにはチャットログのエクスポート機能があります。HTMLまたはCSV形式を選べ、条件に応じて編集・削除されたメッセージのログも含められます。無料プランや中位プランでは、同じ形のチャットログ一括エクスポートは提供されていません。
Chatworkを業務記録として長く使う場合は、単に履歴を閲覧できるかだけでなく、会社として必要なログを外へ出せるかがプラン選択に影響します。なお、エクスポートはバックアップや他サービスへの完全移行を保証するものではありません。
タスクは軽量だが、仕組み刷新が予定されている
Chatworkには、会話の流れから担当者と期限を付ける軽量タスク機能があります。専用プロジェクト管理を置き換えるというより、チャットで決まった「誰が、いつまでに」をその場で残すための機能です。
タスクの仕組みを刷新する予定が発表されています。複数担当者を1つのタスクで管理し、本文や期限の変更を全担当者へ一括反映できるようにする内容です。公開時点での実際の提供状況はR16で確認します。
AIは、未読把握と返信作成を助ける方向から始まっている
Chatworkは有料プランへAI機能を順次提供しています。未読メッセージをまとめるAI要約、返信文章を提案するAI下書き作成に加え、労働・雇用分野の情報収集や解説・資料作成支援なども案内されています。
ただし、AI機能は現在も提供範囲が動いています。Chatworkを選ぶ主理由はAIではなく、社内外の直接連絡を簡潔にまとめることに置き、AIは高変動の追加機能として扱います。
Slack・LINE WORKSとは、「どんな会話を中心にするか」で分ける
Slackは案件・テーマごとのチャンネルとアプリ連携を会話の中心へ寄せるサービスです。LINE WORKSはトークに加えて掲示板、予定、タスクなどを現場のスマホ利用へまとめるグループウェア型です。
Chatworkは、その中間で多機能化を競うというより、社内外の直接連絡と軽量タスクをシンプルに使う方向が明確です。案件ごとのチャンネル管理が必要か、現場周知・予定まで必要か、それとも取引先との直接チャットを簡潔にしたいかで分けます。LINE WORKSの役割を確認するも参考になります。
解約前に、必要なログとファイルを先に残す
Chatworkの組織契約を解約すると、アカウントとメッセージ、タスク、ファイルなどのログが削除され、復元できません。
そのため上位プランでログエクスポートが必要なら解約前に実行し、請求書や領収書も必要分を先に保存します。「別チャットへ切り替えたから契約を止める」ではなく、業務記録の持ち出しを解約条件にします。
Chatworkから次に考えること
Chatworkを知った後は、機能表より「誰と連絡するか」を先に見ます。既存のGoogle ChatやTeams、Slack、LINE WORKSを含めて社内連絡全体を選ぶなら社内の連絡をチャットにまとめたいへ進みます。
人が増えて外部連絡やログイン制御、退職時の整理まで必要になったら、共同作業が始まったときに見直す道具の段階で管理側を確認します。